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Amazon.co.jp:博士の愛した数式
 小川洋子さんが書かれた小説、「博士の愛した数式」が映画化。

 原作を先に読んでから、見に行きました。
 「博士の愛した数式」原作の感想

 博士を演じる寺尾聰がいい。
 この人の書く文字が、「博士」の文字なんです。
 特に数字が小説に記述されたとおりの、奔放なようでいてやわらかい数字で、「ああ、博士だ」と入り込めてしまいました。
 ただ、自分で家政婦さんのイメージをつくっていて、たとえばYOUさんのような美人ではないけれど味のある顔で思い浮かべてしまっていたから、深津絵里さんは「キレイすぎる」かも。
 
 結論として、原作を読まないで見に行ったほうがよかったかな。つまり、先入観なしの状態で見たかった!ということの裏返しでもあります。
 原作のあるものが映画化するときのセオリーのようなものなので、ある程度の改変はあるんだろうなあと思っていました。当然あったし、その変え方も「映画」としてはじゅうぶん楽しめたし、良かったんですよ。だからこそ小説を読まずに見たかった。これは順番を間違えちゃったなあ、とちょっと残念です。
 細かいところが気になってしまうたちなので、気になるところがいくつかあるのですが、その8割が原作との違いに起因するので語るのはヤボってもの。

 残りの2割は…全体的にキレイだってことなんです。主役の深津絵里さんも含め。キレイすぎるんだ、と違和感の正体を受け止めました。
 なにもかもがキレイにまとまりすぎていて、逆にそぐわない。シーンとして、お話として面白いのですが、「小川洋子さんの世界」とはすこし違うなあと感じてしまいました。

 さいごのオイラーの公式、虚数 i の意味、すべてを綺麗に映画の中で切り取って説明して、落わらせなくてもよかったんじゃないかなあ、ってひねくれてるんでしょうか。
 博士の大切にする素数のように、割り切れなくてもいいのに。
 そんな気持ちもまた割り切れない、自分だけの感想として残っていくのでしょう。そんな意味では見に行かなければ良かった、とはけっして思わない、むしろ見てよかったなあと思う映画でした。映像にすることで、「そういうことだったんだ」と腑に落ちることもありました。

【博士の愛した数式】
 http://www.hakase-movie.com/
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2006.01.28 | Movie: 映画  
Amazon.co.jp:博士の愛した数式
「僕の記憶は80分しかもたない」

 その事実はとても静かにそこにあり、けれども少し不思議な響きを伴ってわたしを切なくさせた。
 幸せだということはときに不幸せで、不思議で、おかしくて、悲しい。
 博士は、博士だった。幸せも不幸せもおかしみもまじめさも、全部。

 小川洋子さんの手によってつづられる静かな文は、淡々と、けれど意思を持って頭の中に入り込んでくる。その感覚は心地よく、切ないはずなのに不思議にまどろんだ気持ちを呼び起こした。
2006.01.25 | Bookshelf: 本棚  
Amazon.co.jp:THE 有頂天ホテル
 「古畑任三郎」の三谷幸喜が監督・脚本をつとめた映画。

 楽しんできましたよ!残念ながらわたしの耳では聞き取れない部分もあったのですが、そこはそれ、画面の動きと表情でフォローです。もちろん聞こえている部分もかなり多く、前よりは邦画も楽しめるようになりました。

 見栄っ張りで
 意気地がなくて
 素直になれなくて
 不幸せで
 怒ってばかりで
 どうしようもなくて
 失敗続きで
 やる気がなくて
 死にたくなる時もあったりなんかして
 っていうか死のうとしたりして

 それでも新しい年はみんなに同じように訪れる。
 カウントダウンで迎えた HAPPY NEW YEAR も、
 たぶん失敗や反省や残念なことの連続なんだろうけれども、
 いまこの瞬間は HAPPY でいてもいいんじゃないか?

 そんな情けなくて弱っちくてどうしようもない自分だけど、
 帰ってくる場所もけっきょくは自分。
 新しい年を迎えられた自分を祝福してあげてもいいんじゃないか?

 なーんて考えながら、ほんのすこしの勇気と笑いとなんだかあったかい気持ちで満たされた体を、寒さにちぢこめつつ帰途に着いたのでした。
 円満解決のご都合主義って言えばそれまでだけれど、同じスクリーンを見ている観客が一体になって「どっ」と笑っちゃう楽しさ、すこしのしんみり、わたしは好きです。楽しかったー!笑いは爆笑っていうより「クスッ」て感じです。爆笑と感動を期待する人には、好みではないかもしれません。

 もうひとつ、主要なシーンで音楽が重要な役割を果たすのが、見ていてすごく、じーんときちゃいました。言葉よりもダイレクトに人の心に届くときがある、といいますか。
2006.01.21 | Movie: 映画  
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