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ルーヴル美術館展
 10月は、怪しい空模様で幕を開けた。
 金曜日に帰省した実家から下宿まで直行で戻るつもりにしていたところ、前日の夜にお友達からお誘いがあって、急きょ京都市美術館のルーヴル美術館展を見よう、ということに決まった。
 フランスはパリ、セーヌ川をはさんでオルセー美術館の対岸にあるのがルーヴル美術館である。日本にいながらにしてオルセーとルーヴルを(一部ではあるが)連日で見られるなんて、おもしろいかも。
 ぐずっていた空が電車に乗っている間に泣き出しはじめ、もよりの地下鉄東西線・東山駅に降り立ったときには、かなりの雨。まあ大丈夫だろうと傘を持たずに出たわたしに差し出された、お友達の山吹色をした傘があたたかかった。
 雨だからあまり人もいないだろうと思いきや入口には人だかりがしていて、これはもうすし詰め状態だと覚悟したところ、中のほうは混んでいるもののそこまでひどくはなく。
 ルーヴルは去年の夏から秋にかけても同じ京都市美術館で展示があり、そのときは絵画中心でアングルの「泉」や「トルコ風呂」などが来日していて見にいったことを覚えている。
 今回は表題にもあるとおり彫刻を中心とした古代ギリシア芸術がきていて、けれど実は絵画ほどその内容に期待はしていなかった。事実、そこまでの強いインパクトをもった作品は少なかったのだともいえる。「サモトラケのニケ」のような、美術どころか世界史の教科書にも載っているような有名作品はやはりルーヴルに残されたままで、初公開の作品が多いとはいえ目だってインパクトのあるものは少ない。そういう意味では最後の部屋(第4章:神々と宗教)が、いちばんインパクトが強かった。また、人間の肉体のもつ美しさを感じる作品が多い。
 けれども、芸術的にその作品から得られる衝撃とはまた別の楽しみ方がある。とくに、世界史を学んだ人には親しみやすいかもしれない。古代ギリシア、アテネ、アレクサンドロス大王、アッピア街道……ギリシアの歴史の一部を、生で見ることができるのがすてきだ。また、神話の神々の彫刻も多く、子どものころ星座のなりたちと神話に心を躍らせたときのことがよみがえってくる。ゼウス、ヘラ、アフロディテ、アポロン。みずがめ座生まれとしては、ガニュメデス(みずがめ座の神話の由来となった美少年)の像に妙な親近感を抱いたりもして。
 なによりすごいのは、欠けている部分があったり補修されている部分があったりするものの、紀元前に作られたものが、ほとんどそのままの状態で展示されている、ということだ。ブラボー!よく見てみると、ツギをあてて補修している箇所がいろんな作品に見うけられ、何千年もの時代をこえてうけつがれた芸術を愛する心に感動するばかりだ。
 まさにロマン!紀元前のギリシア芸術を見ている、その不思議を体で感じる。

【ルーヴル美術館展 古代ギリシア芸術・神々の遺産】
 2006年9月5日(火)~11月5日(日)
 京都市美術館
 開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
 休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館)
2006.10.01 | Art: 芸術  
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