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カッコーの巣の上で
 舞台は精神病院。
 ランドル・R・マクマーフィ(マック)は刑務所の強制労働を逃れるために狂人を装い、精神鑑定のため精神病院に措置入院となった。
 しかし、そこは刑務所よりも抑圧された世界で、マックはそれに反抗しようとするが……。

 正直に言えば、マックの生き方に完全に共感はできない。
 精神病院側のやり方にはもっと共感できないけれども、マックのやり方は暴力的すぎると感じるのだ。
 真ん中くらいのちょうどよさがなくて、両極端。
 だからこそ抑圧と自由がよりいっそう対比的で、この映画の演出の巧さを感じさせた。それがいいと思うか、嫌悪するか、それは人それぞれだろうけれども。

 ある意味で、管理され疑問を持たずに生きていることは幸せなのだろう。
 鳥かごの中の小鳥のようなもので、庇護され管理され生きてゆけるのならば、たしかに傷つきやすい魂にとっては幸せかもしれない。大空にとびだして、弱肉強食の世界で生きるよりは。
 マックの存在はそこに投じられた石のようなもので、表面上は静かだった湖に波紋を立たせることになっている。
 それが良かったのか悪かったのか、わたしには量りかねる。
 だれが悪者でだれが犠牲者だったのか、それすらもわからない。
 そういう善悪のものさしで計れる映画ではない、そう感じた。
2006.06.25 | Movie: 映画  
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