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Amazon.co.jp:ヒトラー ~最期の12日間~
 ヒトラーの秘書をしていた女性の手記をもとに、作られた映画。

 ナチスの総統としての偶像的な独裁者ヒトラーではなく、ひとりの人間としてのヒトラーがそこにはいる。
 「ヒトラー ~最期の12日間~」と銘打ってはいるものの、ここではヒトラーは登場人物の……ただの人間のひとりにすぎない。第二次世界大戦という舞台の上で、ヒトラーと、彼をとりまく人間と、その関係、そして大戦の終結までのそれぞれの生き様を描き出すことでこの映画は成り立っている。

 日本語のタイトルだけを頼りに見ると、裏切られたと感じるかもしれない。
 舞台は、ヒトラー一人だけのものではない。

 人間は多様な側面を持っており、一人の人間に対する誰かの見方が、他の誰かと食い違っているということはよくあることだ。
 ナチスドイツの独裁者として恐れられており、いまやほとんど偶像とすら言える「ヒトラー」であるが、彼をとりまく人々の内面、ヒトラーに対する思い、関係性、そういったものを映し出すことで浮かび上がるヒトラー像は、皮肉にも「人間」だった。
 彼ばかりではない。戦争という舞台の上で、誰もがそれぞれの思いを、悲しみや怒りや哀れみや狂気を、抱えて生き、あるいは逝った。

 終焉とともに、ただ静けさだけが残る。
 しかしその静けさは、同時に次の時代へと息を潜める何か、の存在も感じさせるのだ。
2006.04.12 | Movie: 映画  
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