
「オール・アバウト・マイ・マザー」は、息子を事故で喪ったシングルマザー、オカマ、これからシングルマザーになろうとしているシスター、レズビアンの女優など、社会の主流からはずれた女たちでつむがれる物語だ。そして同時に、すべての女に贈る母の物語でもある。
それぞれ背景に悲しみや怒りや孤独感を抱えて、彼女たちは身を寄せあいながら、お互いを許しあいながら、たがいにたがいを受けいれて生きている。人生すべてを受けいれ、そして人生をつむいでいくことのできる女の、その母性とでもいうべき姿に、よくわからないままに胸をぎゅっと締め付けられた。
そう、まだよくわからない。わからないけれど、わからないなりにぐっとくるものがあり、5年後、10年後、ふたたびこの作品に出会えればいい。そう思わせられる。
2006.07.27 | Movie: 映画




