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 人形をすこしずつ動かして撮影し、ひとこまひとこま撮ったそれをつなげてアニメーションにする「こま撮り」。そんな手法でつくられた「こま撮りえいが こまねこ」、お友達と一緒にシネ・リーブル神戸で見てきました。
 こまちゃんは、ものづくりが大好きな女の子(子猫?)。
 手ぬいでちくちくと縫ってつくったぬいぐるみ、「ももいろちゃん」と「はいいろくん」をすこしずつ動かして、ショート・フィルムを撮影します。こま撮りするねこちゃんだから、こまちゃん。
 も、かわいい~!
 以前、別のお友達にWebで見られるショート・フィルムを教えてもらい、そのかわいさにメロメロになっていたのでした。今回、映画化すると知って、これはぜひとも見に行かなければと楽しみにしていたのです。ただ、ほんわりした内容だけに、人によってはつまらないかもとドキドキしつつ、一緒に行ってもらったお友達ならきっと好きだろうとふんで今回の映画鑑賞となったのでした。
 で、「かわいい~!」に戻る、と。ふたりして映画が始まってから目じりが下がりっぱなし、終わってからもホンワカした気分で。すなおに、シアワセだなあとしみじみ思える内容でした。
 子どもにもわかりやすいし、大人が見てもおもしろい。4つのショートフィルムをあつめて1時間とちょっとの短い映画なのだけれど、趣向を変えたフィルムを混ぜてあるため、退屈な感じはしません。好みがわかれるところですが、絵本や「ピングー」などのクレイアニメが好きな人には見て楽しんでもらえるだろうという気がします。
 ほんとに、かわいかった。そしてかわいいばかりじゃなく、しみじみと心の深いところがじ~んとあったかくなりました。


【こまねこ Website】
 http://www.komaneko.com/
2006.12.24 | Movie: 映画  
 10月25日に、映画「カポーティ」を見てきた。
 トルーマン・カポーティは、1924年9月30日アメリカ生まれの小説家。映画「カポーティ」は、1959年11月16日カンザス州の小さな町ホルカムで起こった一家惨殺事件を彼が取材し、犯人と交流し、ノンフィクション・ノベルという事実をもとにした小説『冷血 (In Cold Blood)』を書き上げていく過程を追っていく。ジェラルド・クラークが書いたカポーティの伝記が原作。
 と、要約すればただそれだけの地味な映画にすぎない。
 カメラはカポーティとその周りの人々をとらえ、カポーティの姿を浮き彫りにする。とくに、一家惨殺事件のふたりの犯人のうちのひとり、ペリーにカポーティが興味を抱き、彼と交流する姿にかなりの時間をさいている。
 ペリーと対話し時に涙するカポーティ、社交界の中心となって軽薄なブラック・ジョークを飛ばすカポーティ、真摯に語るカポーティ、嘘をつくカポーティ、恋人と電話するカポーティ(彼は同性愛者だそう)、かん高い声で独特のしゃべり方をするカポーティ、傲慢に自分を誇るカポーティ、悩むカポーティ。
 そういったカポーティの姿は、おそらく見る人にそれぞれ異なった感想をもたらすだろう。卑劣で嫌なやつ、小説のためにここまでするのか、変な人、などなど。
 わたしには彼は嘘つきで、でも同時にとても正直で、そのときそのときの気持ちは正直な気持ちであったようにも思えるのだ。嘘をついている当の本人にも、嘘か本当か、わかっていないみたいに。
 それは彼の書く作品そのもののような、つまり現実と虚構の入りまじった、どこかその場にそぐわない不思議な姿だとそのとき強く感じた。カポーティを演じるフィリップ・シーモア・ホフマンのすばらしい演技のためでもあるけれど、だから映画で見たカポーティは、ときどき画面の中でそこだけ貼り付けたような、場から浮いたような、目を引く力を持っていたと思う。傲慢で尊大で、でも目が離せない。
 ペリーを演じるクリフトン・コリンズ・Jrもいい。とくに目がすてきで、逮捕されてからのすさんだ目、話をするときの光る目、目がとても印象に残っている。ペリーもまた、凄惨な殺人を行った犯人である反面、非常に純粋な側面を持っており、どちらが本当の彼なのだろうと思わせられるのだ。
 乱暴に結論づければ、カポーティもペリーも二面性をもっている、といえる。あるいは、人間はそういった相反する性質をもっているものだが、それが極端にあらわれているということだろうか。
 カポーティは映画のなかで、「彼と私は一緒なのだが、あるとき彼は家の裏口から出て行って、私は表玄関から出て行った」とペリーについて語っている。しかし、もしかしたら誰でもそうなのかもしれない。そこを考えると、不思議な気持ちになった。
 映画はカポーティとペリーの交流の終わり、すなわちペリーの死、絞首刑、によってクライマックスを迎える。わたし個人の感じ方かもしれないけれど、後味の悪さはあまり感じられなかった。凄惨な事件と、作品のために死刑を延期させようとする作家カポーティと、殺人犯を描いているにもかかわらず、それらがまるで現実にうすいベールをかけて覆ったような色調で見えていた。ある意味でそれはとても、カポーティにふさわしい表現で、カポーティその人のような映画だったように思う。
2006.11.17 | Movie: 映画  
 ジャコメッティとオルセーを見るために、9月29日の金曜日に兵庫の実家に帰省していた。目的のジャコメッティとオルセーを見て満足して家に帰り、ひさしぶりに家族全員で焼肉を食べにいったあと、妹が見たいといっていた「涙そうそう」をレイトショーで見にいったのである。
 結論から言うと、「なんでやねん」という気持ち。
 残念ながらわたしにはどうも合わないな、という感想。
 テレビの2時間ドラマを大画面で見た気分、というのが近い。
 悪いわけではないけど、すなおに「感動」にのれなかったのが残念な感想の理由なのだと思う。オチが見えていても「やっぱりこうきたか、でも許す、おもしろい」となる映画もあるんだけど、「涙そうそう」ではオチが読めてきたころからどうにもおしりのあたりがむずがゆくなって、感動する前にツッコミを入れまくってしまった。すなおじゃない、と妹には言われたし、自分でもそう思うけれど、こればっかりは好みが合わなかったということでひとつ。
 血のつながらない兄弟、一緒に暮らすことになった、のあたりから、もうだめだったのかもしれない。
 オチまで至るラストの展開への、「あんな展開ありえないでしょー」という、妙なリアル感もじゃまをしたのだろう。
 なんにせよこの手のエンターテイメントは楽しんだもん勝ち、リアリティとか気にしないで映画の世界に入り込めるかどうかなんだけれど、そういう意味では、ただ敗北……。
2006.09.30 | Movie: 映画  
ハチミツとクローバーAmazon.co.jp:ハチミツとクローバー(10)

 9月8日の金曜日に、漫画「ハチミツとクローバー」のさいごの巻が発売されました。ずっと楽しみに読んでいた漫画で、そのとき外科の実習で疲れ果てていたのに、待ちきれなくて買いに走ってしまいました。
 発売日に漫画を買う、という行動がもうレアなことですが、自分にとってはそれだけの価値があります。
 きっとはぐちゃんはそうするだろうなと思っていたから、ある意味で予想と大幅に違わない終わり方だったけれど、それでもすごく胸にぐっときて、ああやっぱりこれは映画も見にいこう、とそのとき思ったら、見たい見たいと思いつつ不精していたせいでタイミングがあわず近畿一円では23日からの梅田ガーデンシネマでのレイトショーしかやっていない、という状況。
 それを和歌山からの帰り、大阪まで戻ったついでに見にいきました。
 まず叫ばせてください、
「真山、ストーカーすぎ!変態すぎ!」
 登場人物のだれもが青春で、青くて、痛くて、もう、映画を見ている間じゅう、のたうち回りたい気持ち。痛い、痛いよ、恥ずかしいよ!たぶんそこが映画館じゃなくて家だったら、本気でギャーとかいいながらゴロゴロ転げまわっていたに違いありません。こういう、一直線なまわりの見えてなさ、身に覚えがありすぎる……。そういうこともかぶって、ぐわあ、とへんな声が出そうになりました。
 映画のストーリーや登場人物の性格には、原作とはすこしの違いがあります。でも、そんなことはすごく小さなことで、原作のもつ根本的な性質はたぶん映画でも変わっていない、と感じました。そこのところの違いが許せないタイプの人は、見ないほうがいいかも。でもビジュアル的には、原作のキャラクタが実際にいたらこんな感じだろうと思います。
 最初のぎこちなさから、いつの間にかいることが自然になって、恋する人特有のすこしのぎこちなさやすれ違いを含みながら物語が進んでいくようすは、わたしにとってはすごく好ましいものに思えました。音楽がまたぐっとくるし。この流れかたが苦手とか、なんだこいつら青くてみんな馬鹿じゃん、みたいに思う人には、つまらないだろうとも思いますが、わたしは胸を張って「好き!」といいたい。
 この映画の5人と同世代、場の空気の読めてなさもアレで、まだまだ青春でございます、身に迫ってくるものがありました。青春の甘酸っぱさとか、やっちゃった感がとてもうまく出ていて。
 あとは、はぐちゃんの服がひたすらかわいかった。
 こまかなディテールとか、ずっと見つめていたい居心地の良さで、そのへんのこだわりも好き。
2006.09.23 | Movie: 映画  
Amazon.co.jp:男たちの大和
 世界最大の戦艦、大和をめぐるドラマ。
 戦争を描く映画としては、感想が「感動した」で終わりがちだなと思う。それが悪いわけではないし、感動から何かを考えてゆけばいい。けれども「感動した」で終わりそうな危険性を、感じてしまった。
 考えすぎだろうか。
 登場人物のだれもがある一種の熱狂、狂気を持っていて、それは戦争という魔物に取りつかれた時代そのものだったようにも見えた。
 平和への渇望、戦争がなくなってほしいと思うと同時に、人間の持つ底なしの暗さがある限り、きっとなくならないだろうと思う。勝ち目のない戦いだとわかっていても出航し、いともたやすく波にのまれ(それは時代の波ともいえる)、そして戦艦大和は海の底に沈んだ。
 けれど沈んだあと、生きのびた人の姿、そして現代の姿が映し出され、波を切って進んでいく小さな小船には次の時代への強い意思があった、そう思う。
2006.08.13 | Movie: 映画  
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